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DC5 燃料タンク加工 [DC5チューン]

改造の内容

軽量化チューンの一環として汎用コレクタータンクを検討しましたが,コストがかかりすぎでガソリン臭もきついということでポンプ周りの加工をしてもらいました。

Pumpkai.jpg DC5の燃料ポンプの上蓋と後方部にガソリンが入る口があります。(左は上側から見た簡易図)

燃料が少ないとき,横Gで後方の口からGSが逃げていくことを防ぐ加工です。
この口は右側後方にあるので,右コーナーの登り坂でガス欠になりやすいようです。実際,そうなっています。

それで口にワンウェイ弁を設置したのですが,驚いたことに,弁をひっかける爪が元々あったそうです。

スポンジというのは,二輪レースでタンク内に入れ,G/Sを染みこませて蓄える目的で用いた,「防爆材」です。

二つの効果でGS量が減ってもいけるのでは?と考えたのでした。

結果
meter1.jpg 左は,鈴鹿サーキットでの燃料計画像。

まっちゃん脱出時にガス欠となり,1LAPクーリングを入れたあとの目盛りです。クーリング無しでは赤矢印の辺りでガス欠症状が出たと思われます。

岡山国際でも,アトウッドにて赤矢印の位置でガス欠症状となりました。

ただ気になるのは,岡国の走行のとき,ガス欠症状が出た後,5L給油したのにもう2LAP少々で再びガスS欠となったことです。

◆GS量と目盛りの関連をさぐる (あくまで目安)

公道で実験しました。

まず,燃料が空になるまで走りました。E文字の上の横棒の位置でガス欠になるようです。
次にセルフスタンドに行き,ジャッキで車体がほぼ水平になるようにして1~2Lずつ入れて目盛りの位置を確かめました。

この時,2L入れるごとにほぼ1目盛りぶん動くことが確かめられました。46L以上で目盛りは下画像の「|」位置で動かなくなりました。満タン容量は52-3Lくらいと思われます。

最後に,実走して走行距離と目盛りの位置を記録し,燃費をもとに計算してみました。

こうして割り出したのが下の画像の数値です。誤差は±2Lほどと思っています。目盛りの動きが比例していない?と感じる箇所もありましたが,真相はメーカーでしか分かりません。

gs.jpg

◆考 察

今回の加工によって9L残量まで大丈夫みたいです。これまでは13Lくらいだったので,軽量化幅は3kg,いや,これまでは下限が分からず多めに入れていたので更に数kgのマイナスはできたことになるでしょう。

上記の結果から,次のように算出しました。

○鈴鹿50分(先導+クーリング5LAP含)・・・33L
○岡国30分(クーリング3LAP含)・・・26-27L(1/21訂正。少なくとも冬場は。)
       同  消費量18L(1/21確認)
 ※同 15分フル(アウト・インLAP+7LAP)走行・・・17L(11/27確認)

 ★1+7LAP模擬レース・・・18-20L(11/27確認)
備考:アトウッドで症状が出ても他のコーナーでは出ない。
燃料メーターは2-3Lの幅で変動する。安全圏を考慮。停車後と走行直前とでは,最大3L減ると判明した。

大事な競技では安全策で+2Lいれるのが良いようです。

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