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岡国 091229 [スポーツ走行の記録]

 岡山国際 2009.12.29         岐路に立つ

DC5車輌データー トレーシーECU K&Nラムエア 無限マウント+ゴム詰め トレーシーオイルパン koyoラジエター Trace車高調(swift16/28kg) 無限アッパー 調整式リヤアッパーアーム トレーシーFロアアームピロ F-3.5/R-3度 トーFRゼロ ATSメタルLSD EXEDYカーボンクラッチ 筋金くん 無限ブレーキホース 5ZIGENブレーキ冷却ダクト MAX900i 5分/9分 A050 F225 1.5分/R215 8分  エアF1.46/1.6

◆蘇るのか?

正確に表現できないが,今までとは違うコーナリング感覚への不安。
巧いドライバーなら,操縦を変えて2-3秒差をコンマ秒まで縮めることができるかもしれない。また,セッティングを試行錯誤する人も多いだろう。

しかし僕が選んだ道は,とりあえず元に戻すこと。ストリートですらはっきりとした変化を感じるパーツだから,サーキットでは相当な影響があるのは間違いない。そう,サブフレームカラーを取り外したのだった。
ただ,本当にこれが原因なのか?思い込みでドライバーが限界を低めている可能性もある。

今日の目標は,50秒台に入れること。1本ではきついが,何としてもやらねば・・・やや悲壮感漂う心境ということで,またまたウィスキーをあおって眠ると,前よりひどく遅刻した。マナー悪いドケドケ走法のおかげで25分前に到着。準備も間に合うくらいだが,考えて1枠目はパスし,3・5枠目を予約した。

上から各車の様子を観察する。溝の少ないSだから,貴重なクリアをうまくとるため,ポジショニング他作戦をいろいろ考えた。


◆1本目走行

序盤から全開なユーノス2台を先行させ,3番手に並ぶ。後ろには10台少々と思ったより少ない。
高まる緊張感の中,ウォーム開始。フロントが減らないように気をつけて走る。ところがユーノスが下腹からけっこうな砂利を撒いてくるので,しょうがなく間隔を空ける。運良く前後ほぼクリーン状態になった。

少しアクセルを開けて56秒台。感覚+2秒と良くないゾ。。。(;- -)
しかし,曲がり方が前と変わったことは分かった。コーナリングがスムーズなのだ,以前の感触そのもの。
そこから53,52と縮めていったところでハイスピードクーリングを入れる。

しかし妙な挙動は無くなったものの,やはりアクセルが踏めない。例えば1コーナー,前荷重でスッとステアを切ってターンイン,そこからアクセルを開けてクイクイと曲がって欲しいのに,わずかに外へ出ようとする気配を感じる。ミドルコーナーはだいたいそう。ヘアピン系もスパッと回ってくれない。

怖がらずもう少しアクセルを踏んだらどうなんだろう?からみたがっている気配のユーノスをかわすため一旦ピットロードに入った後,これが最後と気張ってアタックをかけ,51秒7をマークした。うーん非常に微妙なタイム。

車自体は前回より良くなったのは確実なので,結果をShopに報告したが,目標まで1秒足らずモヤモヤである。ここはドライバーのヘボさによるものだから,余計にすっきりしない。こんなので鈴鹿に行って大丈夫かって。

ところが,走り終えて顔見知りのM3グループの人達と話をする中で,「今日の路面はグリップしない」という話が出た。なるほど!車の動きのつじつまが合う。コンマ5か1秒のロスと考えれば,まぁ及第か?

いや結果が全て。


◆2本目

元々ラジアルで走るつもりだったが,何とタイヤ溝がまだ残っており,是非ともタイムを詰めて,白黒はっきりさせたいと思った。

ただし,ウォーミングも勿体ない状態。早めに勝負を掛けないと・・・そこで一計を案じ,前にリヤSを,後ろにラジアルを履かせ,上の駐車場などで強烈旋回したり,発進加速したりして,リヤSの温めを図った。
走行20分前に,リヤSをヒーター全開の車内へ入れ,開始直前にリヤSを装着した。うまく温まってる!
それから,ひっかかったら即アタックを中止する,クーリング中もラインを外さないことも決めた。タイヤカスが半端じゃなかったので。

今度は先頭に並び,後続は抑えこむ作戦。1周目にランボが抜いていったが速度差があるので大丈夫。
2周目,さっそくアタック開始。
51後半かな?の期待が,52秒99だったことで心にヒビが入る。
3LAP目51秒7,あれで51を切れないのか?結構怖い思いをしただけに心のヒビが拡大する。
前走車でひっかかりここでクーリング2Lap。その間にどこをどうするかイメージ作り。

ほとんどタイヤが鳴かないとは,限界走行していないことか?実はもっといける箇所がありそう,アクセルを踏む方向で踏ん張ってみるしかないという結論。

そうして後半2Lap目51秒28をマークすることができ,やっと心が軽くなったのだった。集中力が怪しかったのでクーリングしようかとも思ったが,ここで止めたら二度と勝てない(自分に)と思い直しアタック続行。
そして出た50秒7!確かガッツポーズが出たと思う。

満足したが,「鈴鹿では集中力の持続がもっと大変だぞ」と思って1クーリングの後,最後の1Lapを。これはミスが幾つも出てガックリしたが,メインに戻ると何とグリーンのままだったので,更に気合いを高めアクセルを開けた。
これが本日ベストの50秒35となった。


この枠では,ヘアピンでDC5が砂に埋もれていた。最初YSD号か?と思っていたが違っていて,27日も走っていた僕より年輩の方の後期DC5だった。シフトダウンで失敗してブレーキが遅れたそうだ。
そういえば,この日5速から3~2速へのダウンは,一個とばしを自然とやっていた。おかげで,パッドが猛烈に減っている。走行中,裏ストではペダルがスッと奥に入ったことが1度あったほど。ブレーキ使いすぎです。
ちなみに,YSD君も僕に似たタイムだった。でも50秒の壁はきっと切れるでしょう!

路面については,例えば2ストマシン走行の後などは,どうしても滑るらしい。なるほど。


◆走行データー
1本目 2本目
タイム 状態・備考 タイム 状態・備考
in-2 - 40L走行開始 in-1 -
3 1'56"34 2 1'52"99 189km/h
4 1'53"62 190km/h 3 1'53"25
5 1'52"81 189km/h 4 1'51"72 189km/h
6-8 pass 5 1'52"09 188km/h
9 1'53"07 188km/h 6-7 cool
10 1'52"11 189km/h 8 1'52"64 188km/h
11 cool 9 1'51"28 189km/h
12 1'51"70 10 1'50"74 189km/h
13 11 1'51"17 190km/h
気温6度 12 cool
13 1'51"17 190km/h
14 1'50"35 189km/h


【考察】

◆サブフレームへのカラー挿入について

先日からのレポを読んできた人は「ダメなチューンなのか」と思うかもしれませんが,決めつけは早急。車によって,シチュエーションによって評価は変わるはず。
タイムを突き詰める走りをしない人なら,剛性感あふれる走りが気に入るでしょうし,サーキットでも,足回りのセットとの相性もあるはず,自車で試して結論を出して欲しいです。

take3号に限って言えば,絶妙な足回りのバランスがフロント剛性アップで崩れ,挙動が大きく変わってしまいました。ターンイン後,何かフロントが突っ張って曲がろうとしない。逆にコーナー後半でアクセルを踏むと,いきなりリヤがFRのごとく巻き込もうという動きを見せる。トリッキーで不安なコーナリングです。
カラーを外すと剛性落ちははっきり感じるが,とにかくバランスが絶妙で,入りから出るまでスムーズに動きます。

メーカーが考えて作ったボディ,そのバランスを崩すと走りが変わることを実証した,貴重な経験でしたね。


◆ドライビング

終盤のタイム短縮の理由は,集中力を切らさず走りきった結果。テクがどうこうではなく,Sタイヤのスピードレンジに次第に慣れた,いわば「勢い良い走り」を思いだしたということ。テク的に言えば,昨冬の方がレベルが上,特にブレーキングとシフト操作は・・・
50秒台が出たのも最後の方だけというのもダメダメです。
ただ,途中で止めずに最後まで努力した点だけは満足,激励下さった方感謝!

Sのタイム更新は考えてはいないが,49秒前後の走りは時々やっていないと忘れるのかもしれない。1-2月もラジアルアタック以外に,Sでも走っておこうか?
その前に正月明けに鈴鹿遠征です。


メモ
・パッド交換
・スプリング?
・減衰ノッチ,たった5分で差が出るらしい
・ボディの件
・シフト操作,ギア

(End)

岡国 091227 [スポーツ走行の記録]

 岡山国際 2009.12.27         前後Z1★タイヤで今度こそラジベストを

DC5車輌データー トレーシーECU K&Nラムエア 無限マウント+ゴム詰め トレーシーオイルパン koyoラジエター Trace車高調(swift16/28kg) 無限アッパー 調整式リヤアッパーアーム トレーシーFロアアームピロ F-3.5/R-3度 トーFRゼロ ATSメタルLSD EXEDYカーボンクラッチ サブフレームカラー 筋金くん 無限ブレーキホース 5ZIGENブレーキ冷却ダクト MAX900i 7分/9分 F 225Z1☆スペ8分/R215Z1☆スペNEW  エアF1.8/1.9

◆再挑戦

記録をふり返ると,これまでしてきた連続走行の多くでは,きちんとリベンジを果たしている。だが,そうでない場合も,時々ある。それはマシンに問題があるか,コース状況が悪い場合だ。

前回の問題点の1つだったリヤタイヤは,フロントと同じZ1☆スペに合わせたことでOKとなった。それでもまだ弱オーバーならば,1mmリヤを下げればいいだろう。
それでも,フル制動時のフロントの暴れとシフトアップ時のギア鳴きの懸念は残っており,今回走る狙いの一つは,これらがまた再発しないか?という確かでめもある。
もし,見逃せないほどの状態であるならば,鈴鹿走行の前に,できる限りの見直しをしておかなくてはいけないのだ。

また,この件は別にしても,タイムとして51秒台は出したいと思う。何十台もが一斉に走ると厳しいが,それでも,少ないクリアの中でも詰める走りを実現させることができれば,目標はかなうはず。。。
チャンスを広げるためにも,3本を予約する。3本目にSタイヤで走るかも知れないので一応積んでいくことにした。

(12/26記)
◆1本目

前日にほぼ準備を済ませ好天も確実だったので,ウィスキーをあおると心配なく眠りにつき,朝を迎えた。前回より気温も高そう,寒くない。
ところが,車を家から乗り出すと,向こうの山道のカーブから姿を現した車が,リヤを激しく滑らせながらこっちへ来る。見ると山際の道がうっすらと白い!空からはチラチラ雪が舞っている。えっ積雪?!
「うそーっ」とさっそく家に引き返し,レーダー図を見ようとパソコンを起動させる。すると庭に止めていたインテがゆっくりと後退してくる。「何で?」茫然としている目の前で,リヤが家の壁にゴツンとヒット。
た,たいした損傷じゃないよなと思っていたら,今度はリヤが下へ沈んでフロントがどんどん浮き上がっていく!そのとき,目が醒めたのだった。(^^;

更にもう1回余計な夢を見て,本当に起きたのは予定より30分過ぎ!久しぶりに高速で快進撃し,鈴鹿1コーナーのリハーサルもできた(かな)。
積雪の夢を見たのは,前夜,23日は橋が凍結していて怖い目にあったというブログを幾つも読んだからだろうが,今日は全く問題なし。

到着したのは走行開始35分前ながら,前回テーピングをしなくても何も言われなかったので,テーピング時間のぶんは楽になり十分間に合った。

ウォーミングはやはり慎重に。う~ん,手応えはもう一つピリッとしない!?
徐々にペースアップするも,何か変だぞ?53秒台感覚のLapが56秒台とは,前回と同じじゃないか。(>_<)
前回はリヤの滑りへの不安感がそうさせたが,やはりラジアルで225/215のバランスは,前が勝つのだろうか。。。

ブレーキのふらつきは出ず。シフトの堅さはある程度感じるが,前回よりましかな。無意識に保護的なゆっくり目シフトアップをしたせいもあるのか,ガリッとくることは少なかった。ただ,最終立ち上がりの4速upで少し鳴いたが。

とにかくアクセル全開率を高めようと踏ん張りながら走って,53秒台にやっとこさ入る。
クーリングを入れて,最終アタックに入ったところで赤旗中止となった。

何でアクセルを踏めないのだろうか。リヤの滑りへの警戒感?いや入り口での回頭が鈍いのか?などといろいろ考えた。単純なオーバー,アンダーとは言えない気がした。

このまま走りで詰めるか,車のセットを変えるか。
あと1.5秒を詰める苦労より,鈴鹿でどうなるのか?という心配が頭をもたげた。
もしかすると,メンバーカラーによる剛性アップが悪さをしているのかもしれないという疑念である。しかし,僕の経験とセンサーでは,それなのかタイヤセットによるものなのか,判断できない。かといって,適当に足回りをいじればドツボにはまる恐れがある。。。

となれば,慣れたセットで条件を揃えるのがベストと結論した。つまり,リヤ車高やダンパー減衰調整をするのではなく,走り慣れたSタイヤセットに換装して走ることにしたのである。
ちなみに,手で触るとリヤはフロントに比べてかなり温度が低い感触だった。仕事をしていませんね。


◆2本目

期待と不安,半々で車に乗り込む。
ウォーミングでステアを切ったその瞬間に,レスポンス良く車が曲がり,がっしりした手応えに,「これが違うんだな~」とニンマリ。Z1☆スペックもラジアルでは優秀なタイヤだが,Sタイヤとは剛性感が違うようだ。
暖めも終わり,そろそろアタック・・・と思うや,車両回収のため赤旗中断となる。

少し待って再開。さあ,徐々にタイムを詰めていくぞ~と気張るも,表示された酷いタイムに愕然とする。
「攻め感」からすれば,50~51秒台レベルなのに,何と53秒台って。。。前回のラジアルより悪いタイムじゃないか。
確かに,アクセルを踏めていないと自覚していたし,タイヤも鳴いていないと気づいてはいたが。

操作の問題か?車側の問題か?分かっていてもできないのであるよ。
フロントは2分山とはいえ,昨シーズンは49秒台は安定して出していたことを思えば酷すぎるタイム。
終盤に,自分なりに気合いを入れたLapが52秒前半のベストだった。それでも,前回のZ1☆ベスト時と同じタイム。。。

唯一の好材料は,このLapの最高速が193km/hだったこと。ヘアピン進入で本日最高に踏ん張ったことはあるにせよ,機関は元気でパワーも出ているのは確かなわけ。ブレーキのふらつきも無く,とにかくコーナーが遅いのである。

走りのフィーリングについてまとめれば,ターンイン時の曲がり感がしっくりこないことが挙げられようか。回頭性が落ちている気がする??だからアクセルが踏めないのではないか。もっと前荷重掛けないとだめなのか?

逆に好印象だったのは,リヤが仕事をしている感じを受けたこと。グリップしながらリヤが車を曲げてくれている感じがよーく伝わってきた。Z1とは相当違うフィールだ。
もしかして,この足回りはSタイヤでこそ,きちんと働いてくれるのか?ラジアルでは十分に能力を発揮しないのかもしれないと,ふと思った。


◆3本目

ラーメン&カレーを食べながら(ラーメンは×だったよ)車載を見る。単純に,どこでも少しずつアクセルを踏めていない。トータルで数秒のロスを生む走りだ。(>_<)

車のセットはそのままで,走りで詰めてみるか。。。もっと,ガンと荷重をかけ,くるっと回ってアクセルを踏むスタイルを取り戻す努力をするかな。。。
台数も増えたが,とにかく走りまくろうと思った。温間エア圧は前後左右ともぴたり2.0でピットインの必要は無い。

そんなことを考えながら,時間となりコースイン。
しかし,ウォーム後,懸命に走るも1分57秒台・・・
アトウッド脱出の回転が数百低いことを見て,例のおなじみ最終枠の落ち込みが出たことを知った。

このまま走っても,ある程度まではいくだろうが,目標の50秒切りは絶対に無理と判断。同時に,正月明けの鈴鹿遠征への不安感が生まれ,それを解消するには・・・と考えて答えは出た。
タイヤ・ブレーキ等を温存し,車を再セットアップ。そうして,もう一度,岡国で走りを試すしかない!
トラブルが出たわけでもないのに,2LAPのアタックでピットインするというのは,サーキットを20年間走ってきて初めてのことだろう。
それだけ凹んだということである・・・

他に来ていた,名古屋のばもさんの知り合いであろう8638COMのDB8や,2台のDC5に話しかける元気もなく,黙々と帰り支度をすませて逃げ帰ったのでありました。(T_T)


◆今後どうする

中山も走ろうかという考えは,完全に消えた。
まず,車の状態を好調だった鈴鹿6月走行のときに戻すこと。その後,もう一度Sセットで走って50秒を切れるか試す。
もしだめなら,この冬の鈴鹿遠征は断念しようと思う。

これまでも,期待はずれの結果は何度も出してきたが,これほど落ちが大きいことは初めてであります・・・


◆走行データー

1本目 2本目 3本目
タイム 状態・備考 タイム 状態・備考 タイム 状態・備考
in&3 - 32L走行開始 in-2 - in&2 -
4 1'56"48 3 赤旗 3 2'00 つまり
5 1'57"13 4 1'55"56 4 1'57 引っ掛かり
6 1'56"64 5 1'57"02 ロス pit-in
7 1'53"93 189km/h 6 1'53"84 190km/h
8 1'53"81 7 1'53"30 189km/h
9 1'53"30 8 1'54"66 189km/h
10-11 cool 9 cool
12 1'54"22 アトで砂が出る 10 1'53"83
13 赤旗終了気温6℃ 11 1'52"58 193km/h


岡国 091219 [スポーツ走行の記録]

 岡山国際 2009.12.19         ラジアルベストめざして

DC5車輌データー トレーシーECU K&Nラムエアチャージャー 無限マウント+ゴム詰め トレーシーオイルパン koyoラジエター Trace車高調(swift16/28kg) 無限アッパー 調整式リヤアッパーアーム トレーシーFロアアームピロ サブフレームカラー F-3.5/R-3度 トーFRゼロ ATSメタルLSD EXEDYカーボンクラッチ 筋金くん 無限ブレーキホース 5ZIGENブレーキ冷却ダクト MAX900i 10分/NEW F 225Z1☆スペNEW/R215ネオバ8分  エアF1.8/?

◆ラジアルアタック

8月以来の岡国となる。元々この日は残業だろうから予定から外していたが,思いのほか仕事が進み,休めることとなった。それでも雪でダメだろうと思っていたが,真夜中にレーダー図を見たところ周辺には雲が来ないと見込まれ,急きょ「走ろう!」と決意した次第。

よって全く準備をしていなかったわけで,真っ暗な中でタイヤやカメラ,インパクトなどあたふた積み込む。面倒だし路面状態で走らない可能性もあるので,「Gパンで行こうかナ」とチラッと考えもしたが,やっぱりスーツを着込んだ。
高速道は黒く濡れていたが,下界に降りると何とも無くて安堵。

7時過ぎにサーキットに到着して事務局に行くと,2輪枠がA~Cの自由枠になっており(2輪予約がゼロの為),1枠・3枠と,台数が少なそうなB枠を予約した。

フロントを新品のZ1☆スペにチャッチャと換装し,エアを1.8にセット。
今日は気温がかなり低く,最低でも51秒台載せ,できれば50秒台に入れられたらいいな,というもくろみだった。
ただ,グリップバランスがかなり前よりになる点は心配。また,事前イメトレもゼロだし,ここ一ヶ月以上トレーニングもしていない点もちょっと心配ではある。

タイム以上に,考えたとおり全コーナーで限界領域で走れるかどうかが大きなポイントだ。この冬の本命である鈴鹿アタックで好結果を出すためには,2-3枠できっちり詰めていけないと。。。
新しいHVビデオカメラの車載映像も楽しみだ。


◆1本目

前回スーツ・マスク・ヘルの装着に手間取ったので,早めに装着したが,マスクをかぶったら眼鏡が一気に曇ってどうにもならない!しょうがないので鼻は覆わないようにした。
次に,前ガラスの拭き取りムラが気になり,ティッシュで拭く羽目に。(ガラスペーパーだけじゃあダメみたい)

さて,台数は7,8台くらい。ワンメイクFD2が後ろに来たが,何しろ路面が冷え冷えしているし全くの新品タイヤなので構わずスロー走行で開始。

ところが!
いったい何だ?この不安感は。。皮むきもしていないためもあろうが,それだけじゃない。
実際に何が起きたというわけではないが,スピードを上げると怖いことが起きそうな感触があり,ペースを上げられないのだった。
タイヤが温まらないための不安感だろうと思い,4Lapもウォーミングしてタイムアタックに入った。が・・・
やはりダメ。全然踏めない。何と59秒台だよ。
まだ温まらないのか?徐々にスピードを上げようと試みたが,後半になっても57-56秒台と,もう悲惨である。

冷たすぎる路面のせいもあろうが,とにかくリヤがグリップしていないことが原因に違いない。というのも,後半にヘアピンとWヘアで,今までなったことがないような流れ方をしたのだ。

怖い思いをしながら,終盤にやっと出したタイムが55秒フラット。こりゃダメだと早めにピットインした。

ところで,何故か裏ストレートで4速・5速のアップが渋かった。素早くシフトしたらガリッと鳴くのでゆっくりせざるを得ない。モスSの5アップはスコッと入るのがまた不思議。。。


◆2本目

リヤが負けてオーバー傾向ならこの手に限る。リヤの車高を1ターン・2mmダウンした。これでかなり変わるはずなんだ。
更に,はたと思いついてリヤのエア圧を測ってみてびっくり。冷え切っているのに2.2もある!走行中は2.5を超えていただろう。車検の時にエアを張ったに違いない。さっそく1.9に落とす。
この2つの改善でどれだけ変わるか?

コースイン直後のウォーム走行ですぐに,安心感がかなり増したことが分かった!これがいつものような感じだよ。
それが証拠に,アタック2周目にして53秒台をマーク。

やれやれと安堵するも,目標までまだ2秒近くある。勿論,アクセルを開け切れていない箇所があちこちだから,何とかなるはず・・・
と思って少しずつ詰めて走っていたら,リボルバーでこれまた初体験の流れ方をみせた。自然にゼロカウンターを当ててクリアしたが,予想外の動きにはびっくりするし,意図してできたわけじゃないので気持ちいいものではない。
またどこかでズリッとならないか?と警戒心が出て,マイクナイトや最終なんかが,うまく詰められない。

車高設定で大きく挙動が変わったと言っても,前後グリップのアンバランスさは解消したわけではないんだな。。
52秒前半まで縮めて,何とか次へ希望を繋げたのはやれやれだったが。


◆3本目

走行前に,今日は寒いからと2枚着ていたシャツの1枚を脱いだ。外は1℃くらいだが,走行中はけっこう暑いのだよ。
この自由枠,他にはレーシングのFD2Rとフェラーリ(GTカー?)が各2台。51秒台は絶対出すという気持ちでいた。

しかし・・・

マシンの状態は2本目と同じ。いや,2本目にフルブレーキでフロントがふらついたので点検して見つけたダクトの破れを直し,0.15ずれていた左右リヤのエア圧を揃えて安心感は高まったはず。

なのに,タイムがでない??
FD2とからんだロスがあったとはいえ,53台くらいかと思った序盤Lapが55秒台なのを見て,「これはまずい」と思った。過去に何度もある嫌なパターンだ。(>_<)

結局,本人は必死こいて走っているつもりなのに,想定より1~2秒何故か遅いという,2月もそうだったし以前の鈴鹿でも何度もあった現象である。
エンジン,タイヤなど車側の問題点もあるかもしれないが,やっぱドライバーの脳の状態でしょうね。。。

おまけに,路面にガソリンかオイルの筋がアトウッドやWヘアの出口に見えて戦意喪失。向こうではFD2が元気よく走っているのでたいした問題は無いのかも知れないが,今日は誰にも告げずに出てきたし,携帯も忘れて連絡もできないしで,車壊して帰ったら何を言われるか分からない(^^;・・・という後ろ向きな気持ちになり,白旗を掲げて早々と走行を断念したのでした。

帰宅後に車載を見たら,おなじみの悪い症状そのもの。アクセルを踏めていません。(>_<)
結局,ベスト更新すらできず,タイム目標まで1秒届かず,一歩先に詰めていけた手応えも全く無し,というガッカリな結果に終わった一日でありました。


◆走行データー

1本目 2本目 3本目
タイム 状態・備考 タイム 状態・備考 タイム 状態・備考
in&4 - 30L走行開始 in&2 - in&2
5 1'59"57 3 1'54"54 3 1'55"76 ひっかかり
6 1'58"50 4 1'53"52 188km/h 4 1'53"90 189km/h
7 1'57"98 5 1'53"88 188km/h 5 1'54"41 188km/h
8 1'57"87 185km/h 6 1'52"53 189km/h 6 1'53"84
9 1'56"34 184km/h 7 1'52"61 187km/h 7-8 cool
7 1'55"09 187km/h 8-9 col 9 1'55"86 ひっかかり
8 1'55"15 185km/h 10 1'52"33 187km/h 10 1'53"61 188km/h
気温1℃ 11 1'52"46 188km/h 11 cool
12 cool 12 1'53"84 189km/h
13 1'53"64 187km/h


◆考察◆ 次に繋げる

○安心して走れるセットで
前タイヤを強力にしてクルリとターンというのはサーキットでは通用しませんね。リヤも相応に高めないと,遅いだけでなく,走っていても楽しくない。

○体力・体調
秋のハードトレの遺産?で何とか体力はもった。しかし鈴鹿行きを考えると,もっと鍛えて睡眠も確保せねば。
最終枠のタイム落ち問題については,「よく寝て・体力をつける。」もう,これしかない?(苦笑)うまくいかなかったら,ぐだぐだ悩まずスッパリと諦めよう!もう歳だし。(^^;

○マシン
3本目にも1コーナー進入で前側のふらつき発生。(要点検)
シフトのガリッは,油温が低いためだろうか?へたるには早すぎるが。。
サブフレームカラーの効果は,タイヤセットの変更もあってはっきりわからず。ストリートでは効果ありだが,逆に悪さをしていないか?確かめるにはいつものSタイヤセットで走らないと分からないだろう。

→鈴鹿走行前に不安要素は取り除いておきたいが。


◆今後の走行に向けて
○車高の設定
・リヤ2mmアップ(正常値に戻す)
・リヤタイヤに同じZ1☆スペを手配 →岡国ラジアタック再挑戦予定
○車両点検

■メモ
・カメラのパネル裏向きに,焦点遠くへ。又は窓クリーン化。
・リヤエア圧も測定
・ペーパーBOX必要
・真冬も薄着で
・グローブは毎回湿らせること
・「トレーニング」「体調管理」「イメトレ」「睡眠」

(End)

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