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鈴鹿国際 2012.2.26 チャレンジGP [スポーツ走行の記録]

 鈴鹿国際 2012.2.26         2回目のチャレンジグランプリ

DC5車輌データー トレーシーECU K&Nラムエア 無限マウント+ゴム詰め トレーシーオイルパン koyoラジエター Trace車高調(swift16/28kg 3段戻し) 無限アッパー 調整式リヤアッパーアーム トレーシーFロアアームピロ F-3.5/R-3度 トーFRゼロ クスコRS-LSD・OH 純正クラッチ 筋金くん 無限ブレーキホース 無限スリットローター 5ZIGENブレーキ冷却ダクト MAX900i new/4分  A050 F225new/R215 9分 シート降ろし

◆いつも鈴鹿は1年ぶり

ライセンスを持ちながら今年は走らずじまいか・・・と思っていたところへ,期限ぎりぎりに走れるチャンスがあることを知った。それも昨年も参加し,充実感のあった鈴鹿チャレンジグランプリだ。

最近はタイムは二の次で,「どれだけ車を乗りこなせるか」に主眼を置いて走ってきているが,鈴鹿は車だけでなくコースにもそれがいえる。
何しろ,世界でも有数の難コース。ここを25分を2本という短い時間でどこまで高められるかが,僕的なポイントだった。

ちなみに,これまでのBESTタイムは31秒37。1.8~2LのNAトップクラスは30秒を切っているが,車の性能や気持ちの持ちようだけで攻略できるほど甘いコースじゃない。
もちろん,路面改修や新品Sタイヤの恩恵はあるだろうから,当然タイムの短縮は望むが,それよりもコースをどれだけ攻略できたか,走っているときのその実感こそが一番欲しいことなんだ。

さすがに遠征なので,金曜日の夜から準備を開始。車の方もshopで整備してもらって万全に。

日曜日の開催だから翌日は仕事なので,月曜に苦労しないように仕事は事前に調整。一日中ボケ~としてもいいようにだ。笑
ちなみにトレーニングは少しだけで間違いなく不足だがしょうがない。


◆鈴鹿入り

前日blogに書いた通り,家族で気になることがあり,「とにかく無事に帰ること」を一番の目当てとして昼2時に家を出た。
程よいペースのレクサスの後について山陽道を走る。
前半はみな譲ってくれるが,宝塚あたりから通せんぼ車両が出だす。ちょっとイラっときて強引にパスしてしまった。
しかし,新名神で余りに酷い振る舞いの911GT3に遭遇し,己が身を反省。

途中コーヒーにSAに寄ったが,前泊なら必要なかったな。
それより,SAから加速して出て,すぐに追い越し車線に入った瞬間,真後ろに黒ヴィッツが居たのにびっくりした。死角に居たのか?僕でもクラクション激怒ものの危険な状況だったよ・・・運が悪ければ当たっていた。2回目の反省。

さて,亀山JCTから鈴鹿の街までは結構な渋滞で,やっぱり4時間くらい掛かった。距離は320km。
できればライセンス更新手続きをしておこうとまずサーキットへ寄ると,ゲートに人がいない。またSMSC事務局は16:30クローズと30分遅かった。
手近なピットを開けて,前タイヤをSに換装した。(リヤはSで来ている)
セレーノさんはどうしてもピット確保したいようだが夜にできるのかナ?

時間にゆとりができたので,GS補給・洗車・それからアイマスクをイオン鈴鹿店で購入。続いてホテルへチェックイン。駐車場は走り系車は極小で,一般客が大多数のようだった。
ネット予約時は空きがなく喫煙室にしたが,頼んでみると禁煙ルームへ変更できた。

20時過ぎに鈴鹿のピットにてセレーノさんと久々の再会。スーツ姿にびっくりしたよ。
前夜はピットを開放してくれているようで,Myインテを泊めてFD2に乗りホテルへ戻った。夕食のビールと御膳料理で,くつろぎ気分になることができた。
夜は早めにベッドに入ったが,空調が暖かすぎて夜中に何度も目が醒め寝不足状態。明日は仮眠が絶対必要だな。


◆1本目走行

7時に朝食をとってすぐにサーキットへ。7時半が受付締め切りなので,マナティさんやさかなRさんが心配していたようだが何故か自分は大丈夫だろうと平静であった。(^^;

ブリーフィング後の同乗走行ジャンケンに外れ,車両準備へ取り掛かる。今年はD枠なのでかなり余裕がある。
pit.jpg
マナティさん,セレーノさん,さかなRさんと。

ところが競技開始となって,AからCまで赤旗中断続出。
マナティさんの枠など,これからというときに赤旗,再開してさあそろそろというところでチェッカーと物凄く不運。(>_<)

待機中に,徐々に緊張感が出だす。競技会ならではの高揚感だ。

いよいよD枠,早めにロードに出たがそれでも7,8台が前にいた。しかも,車両回収で30分近く待たされたのには参った。集中力が切れるどころか,ヒーターをかけていたので眠たくなってしまったぜ。

1Lapの慣熟のあと,走行開始。
S15の後をついていき,僕的には程よい温め走行になっていたが,待ちきれないセレーノ号がスプ1でパスしていった。後で聞くとこれがクリア取り放題を生んだそうで,こういうことは学ばねば。
fd2.jpg
ガンガンいくセレーノ号

それでも,1LAP目39秒台,2Lap目は36秒台とまずまず。次は大きなひっかかりで38秒台。
4LAP目に32秒台に入ったのは嬉しかったね。早めのペースアップという目的がある程度達成できたと思う。

改修後の路面だが,一番感じたのは110Rとまっちゃん出口を全開で行っても余裕のグリップ感があったこと。ここはいつもヒヤヒヤする箇所なんだが,今日は全く平気だった。newなSタイヤのせいかもしれないが。
幸いD枠は赤旗は出ず,ただスプ1入り口に砂がまかれているくらいで走りやすかった。

最終Lap,黒のいかついS2000の後を追った。ちょうど程よい引っぱられになったように思う。ここで過去BEST更新の31秒35が出ていた。
s2k.jpg
最終的に22秒台をマークしてるS2

クーリングは1度も取らず,最後まで全開で走りきった。フルクリアは2Lapだけだったけれど,結果はまあまあかな。
体の力みは昨年よりも無かったが,それでも体はほてり,疲労感いっぱいだった。


終了後,ライセンス更新を事務局ですませ,昼食を取りに行く。食べ始めた後で混み出したので早めで良かった。
食べながら,こりゃ睡魔に襲われるなと確信する。笑

話の中で,スマホの利便性に少しココロ揺れる。ここ鈴鹿では,フリーの無線LANが無いのが不便なのである。

昼食後,予定どおり車中で仮眠を2回とった。短時間だったが,頭も体もすっきりできて良かった。
セレーノさんは車載を見て研究していた。詰める余地が見つからないということだったが・・・
僕的には,あらゆる所で余地を感じていたので,深く考えることは無し!


◆2本目走行

午後枠は赤旗もなく進行しているようすだった。
しかし,マナティさんは1本目タイムを更新したものの,自分で想定していたタイムが出ていないことにがっかりされていた。これは,僕もDB8インテ時代から山のように経験しているので,気持ちはようく分かりますヨ。。。

ぼうっとしているうちに,C枠の走行が始まっていた。外の冷気にあたって眠気を一気にさますと,再び緊張感に体が包まれる。次の走行枠で,もっといけるだろうか?いや,できるだけのことをするしかないと気持ちを高める。

前枠の終了5分前となり,早めに頭を出しておこうとピット外へ車を運ぶと,何とチェッカー旗が振られていた。車両回収があるので早めに終わったのだろうか。急ぎレーンに並ぶが,やはり6-7台が前に並んでいた。

さあ,戦闘開始。
1本目以上に,早めにペースを上げようと思いながらアウトラップをS2の後ろについて走る。と,迷彩塗装みたいなEK9が130Rで譲ってくれた。う~ん大丈夫か?と思うがいくのみ。積極的に前走車をパスする作戦である。

と,130Rを抜けて5速にアップしたと思ったら「ウワーン。」
やっちまった,シフトミス!9500まで回っていたタコを見た。。。
でも,熱い気持ちで走っているこの時は,特段気にはしなかった。ちゃんとエンジンは力強く回っていたし。。。

アタック3lap目で31秒台が出せたのは,かつてない上出来な結果でしょう。(^^)

しかし,後ろから速いS2が迫ったので130R手前で譲らざるをえなかった。このダウン走行で,セレーノ号が接近してきたことをミラーで知る。
次のLapはS2を追走。同時に背後のセレーノ号を何としても引き離そうと踏ん張る。しかし,1コーナーの激突っ込みはもの凄い!距離を縮められた!
さすがにSタイヤの効果でS字区間はやや離す。加速力はほぼ互角みたい。その後も,縮まったりやや離したり。(ここらの差はセレーノさんの映像で確かめてみたいところだ)

このレースもどきの熱い走りのおかげで,遂に30秒台をマーク!
しかし,ということは,セレーノ号も31秒くらいで走っていることになる!いやーさすがだと舌を巻いた。ただ,これでタイヤを消耗させたようでサヨナラしていった。

5LAP目,ダンロップ出口で3→4を3→6としてしまうアホなミス。と,今度は背後にはさかなR号の姿が。いきなりな感じだったので驚いた。さすがに28秒ラップの車は速い!
スプーン区間で引っ掛かりミラーいっぱいに迫力ある顔が迫る,さすがに裏ストレートで譲らざるを得なくなった。
130R.jpg
当然,次LAPはさかなR号の追走に腐心することになる。引っぱられ走行はタイム短縮に繋がることが多いんだよね。
しかし,スプーンと130RでEKにつまり,期待するも奮わず31秒半ば。

7LAP目も同様に引っぱられだが,今度はスプーン区間以外はフルクリア。ダンロップで危うく外へ出そうになり,タイヤがタレてきたことを感じる。それでもノリ良く走れ,遂に30秒台半ばまで短縮できた。

と,さかなR号がスローダウン。タイム出しを終えたのかな?
ミラーを見ると,後ろを追走してくるのでプレッシャー,でも逝ってやりましょう!と思う。

S字はRG-O式リズムで走り,デグ1も4速ハイスピード進入に成功。
しかしデグ2からヘアピンにかけて2台にひっかかり,少しロスする。たぶん0.5~0.7秒くらいだろう。(経験則)
スプ1では,ちょっとばかりリヤが振られてアウトへ飛び出るか!とヒヤリとするが,確かにスピードは今日最高に乗せられたと思う。スプ2に向けて早めにステアを切ってインゼブラに乗れたのも良かった。

その後はフルクリア。130Rはこうすべきだったと思いだし,5速飛び込みを果たせた。

これが本日ベストの30秒07となったのです。

最終Lapも気張って走るも,引っ掛かり多すぎて32秒台にとどまり,これにて終了。
全Lapをフルに走りきり,疲労感もかなりだったが,やりきった充足感に満ち足りていた。


走行後,さかなRさんが来て言うには「29秒台が出たのでは?」ということだったが,公式タイムもやはり30秒フラ。
かつて,岡国で50秒フラにとどまったことを思い起こされる結果である。かなりの好条件下でこのタイムとは,30秒切りはなかなか難しいことだなぁと思わざるを得ない。

しかし,タイムそのものよりも,走りの課題の方が懸念するところだった。

後ろを走ったさかなRさんによれば,S字などはそこそこ速かったそうだけれど,1コーナーや130Rなど,超高速から進入する箇所では減速が早すぎに感じたそうな。

そう,この領域こそが,鈴鹿を10数年走ってきてずっと課題となっていたところなんである。
200km超から150kmレベルに落とすブレーキングというのは,岡国には無い世界。ペダルをドカンと踏むフルブレーキはそこそこできる自信があるが・・・

タイミングや,ブレーキ踏力はいかほどがベストなんだろう。今回もドラテク講習会が開かれ,僕も少し話を聞いたのだけれど,次の機会があれば是非質問したい。

セレーノさんは凄いタイムを出した(国産ラジアル+重いFD2)のに,満足ではないようす。。。やはり結果,勝負が大事なんだなーと思った。ちなみにクラス4位。
実は僕もクラス4位で,しかも0.1秒速かったら3位になっていた。と同時に,30秒の壁を突破していたんだよねー。

それでも,昨年よりもコースと車の乗りこなし度はアップしたと思う。だから結果には満足しているし,次の機会が楽しみでもある。次も,結果以上に車とコースの乗りこなしを高めることをめあてとして,鈴鹿サーキットに挑んでいきたい。


◆走行データー

1本目の結果 2本目の結果
タイム 状態・備考 タイム 状態・備考
in 33L走行開始 in ウォーム
1 2'39"72 206km 1 2'34"46 210km
2 2'36"69 210km 2 2'34"18 211km
3 2'38"74 210km ロス 11:41 3 2'31"71 212km 47:16
4 2'32"95 210km 11:44 4 2'30"98 212km
5 2'32"70 213km 5 2'34"91 210km 52:19
6 2'33"11 212km 6 2'31"46 212km 54:52
7 2'31"35 210km 7 2'30"48 214km 57:25
out - 17L 8 2'30"07 213km 59:55
9 2'32"51 214km 02.26
out -


◆備考
・帰路の神戸JCT分岐に注意!
・競技会はトラポン返却を忘れない
・真冬でもアンダー1枚で十分。
・宿泊でジャージは○

・片道約330km,高速道90km/h平均で4時間。帰り110km/hで3時間半
・草津SAより佐山SAの食堂が高い。
・SMSC会員は2月末まで使える。2月中旬にハガキと会員証を郵送すること。
・当日予約キャンセルはお金が要るので走行後に次枠予約がやはりデフォ。


<End>

駆動系B(その他) [DC5チューン]

◆駆動系B(その他)◆
2012.2
2007.6
2005.
2004.10~
2006. 6
2003.11
2003. 3
 7.ドラシャ-アウトジョイント交換
 6.スライダー交換
 5.ドラシャブーツ破損
 4.ハブベアリング破損
 3.J'sトルクダンパー
 2.無限強化マウント
 1.omegaミッションオイル


7. ドラシャ-アウトジョイント交換
2012.2

ステアをフルロック状態からやや戻し気味のときに「カカカ」という音が出るようになりました。あまりに頻度と音レベルが高くなったので,鈴鹿走行を前に点検してもらったところ,ドラシャがおかしいと判明しました。 それは,スペシャルグリスを封入して試走してみると明らかに異音が低減したからです。
バラしてみると,ジョイント部に画像のように凹みができていました。
dra.JPG
この溝をベアリングが動く際に音が出ていたというわけです。
こういう例しかも左右同時というのは初めての経験だそうで,トラブルというよりむしろ,9年間・サーキット走行百回近くでよくここまでの状態でいたと言えるらしい。
何しろ浅い舵角時では新品より実に軽くスムーズに回るのです。(フルロック付近で突然重くなる)

新車購入時に,エンジンだけでなく駆動系も慎重に徐々に負荷をかけながら慣らし走行をしてきたのでこれが効いたのかな?
まあハブベアリングの方がバカスカやられましたし,理由は正直分かりかねますけど。
グリスはホンダタイプBという製品を引き続き使っています。耐久性に優れる奴らしいです。これで二度と交換しなくてすめばいいと願っています。


6. スライダー交換
2007.6

スライダーの交換は初めてです。
DC5の定番トラブルといっていいものの一つですね。タイロッドのバンザイVが大きければ傷みがぐんと進むようですが,take3号の足回りがそうでもなかったのでここまで保ったのでしょう。

トレーシースポーツから金属製の強化スラーダーが出ていますが,至急直したかったことと,まあ当分大丈夫だろうということで純正品を入れました。(800円と安い)メガネサイズを予想していましたが実物はずっと小ささいものでした。

しかし摩耗で若干のガタがあった程度にせよ,交換したら明確な好ましい変化があったことから,レスポンスを追求するなら強化品も十分ありかなと思います。(07.04現在¥16kとそう高いものでもない)
ただ,衝撃が他へ及ばないという理由で樹脂製にしているのであれば,金属製に変えると不安材料もありますが,僕には何とも判断がつきません。

ところで摩耗が出ていたスラーダーを交換することでどうなったかと言えば,超初期のステアを切った動きは,摩耗でできた遊びで吸収され,全く操舵系に伝達されていなかったわけです。
この逃げが無くなったから,レスポンス良く感じるのは当然です。
直進性がビシッと感じられるのもステアの遊びが無いからでしょうか。

この変わり具合は,「ステアリング周りの剛性が上がった」という形容が合うものだと思います。もしかしたら分からない人もいるくらいの微妙な事柄ですが,分かる人だったら「相当変わった」という印象を持つと思います。
少なくとも,僕にとってはへたったブッシュを替えたくらいの変わりようで,DC5へのマイナス部分が一つ解消されたといっても過言でない。
普通にドライブしているときでも感じるし,ワインディングを走っていてもリニアな曲がり感にニンマリするほどです。ま,この変化はすぐに慣れて分からなくなってしまうものですがね。



5. ドラシャブーツ破損

いざ走行をしようという直前にドラシャブーツが外れ,グリスが噴出していました。
ブーツの先端に異物が何か噛むなどして,ブーツを留めている金具の脇部分が無くなり金具が外れたらしいです。余りない珍しいトラブルらしいですが,そういうのによく遭遇するなあ。。。
ちなみにサーキットを激走する車両の場合,ブーツ内のエア抜きをきちんとしないと膨張して破裂ということもあるそうだし,take3号の場合は冷却ダクトカバーが大きく張り出していて,純正品では接触確実なので日産車用ブーツを使ったり,特別なグリスを用いたりしているそうです。
時々チェックが必要です。



4.ハブベアリング損傷
2004.10~

初めて起きた時は,キョキョキョという左前からの小さな異音に「何だろう」と不思議に思っていたら,やがてゴゴゴと鉄が擦れるような音にまで発展。ディーラーやショップでもはっきりせず,しばらくして自分でもジャッキアップしてタイヤを揺らすとすごいガタで,もう一度ショップへ。ハブ異常と分かり交換しました。
hub2.jpg
ハブのガタというと,ベアリングとインナーレースの間のガタというのが一般的ですが,バラしてみると右図の黄色矢印のところが傷だらけでした。
この部分は,インナーレースが圧入されているので普通は動くわけが無いのに,何故か圧着が抜けてインナーが回ってしまい,モロに金属同士が回転してガタと化したということでした。
異音は,この部分のガタによりローターが振れ,パッドに偏接触した結果でした。

それ以降も,タイヤの回転に伴って「シャ,シャ,シャ」という擦れる音がして気づくなどしました。これはローターが揺れてブレーキが擦る音です。
Sタイヤをはき,足回りが堅くなり,タイムも上がって負荷が増すと一気に破損サイクルが早くなりました。(半年に1回くらい)
また,ジャッキアップしてタイヤを四方向にゆさぶるだけではガタが見つからず,ハブをフリーにして揺らすとガタが発見されることもあります。

僕はフロント左3回・右1回くらいの割合ですが,人によっては左右同じ,またリヤもほぼ一緒に,という場合もあります。激しく走る人はたまにチェックが必要ですね。
Sタイヤで走ると,10回に1回くらい交換している感じですが,これは他のDC5より頻度が高いみたい。ドラシャが折れるよりマシかなと消耗品として諦めています。


3. J'sレーシングE/Gトルクダンパー
2006.6

シフトミスに対し,鈴鹿ランナーの人たちから「効果はあるよ」と言われ,価格的にも快適性でも強化マウントより有利なエンジントルクダンパーの装着を決めました。
EGdamper.JPG
専用ブラケットにより加工の必要は無し。ダンパー本体はセクション系(緑色のあれ)だと思います。
調整は二重のナットで行います。走り優先なら締め込み,快適性優先にするなら緩めれば良し。
説明書にも書いてありますが,使用していると内部のゴムがへたる?ので,時々増し締め的な調整が必要となります。

街乗りでは,さすがにアイドリングでも少しブルブルとステアリングにきますが,思ったほどではなく,不快な感じはしません。
音は思った以上に変化しました。ヴォーンというやや重いうなり音に,僅かにビーンとかガーとかいった音が混ざり,音量も結構大きくなりました。パワーバンドに入ったら,いっそう賑やかになります。

一方,問題のシフト感ですが,ストリートレベルでも「違うぞこれは?」と思いました。遊び幅が狭くなり,よりガッチリとなった印象。冷間時の入りにくさは変わりませんが。
驚いたのが,エンジンのレスポンスが上がった!と感じたことです。
アクセルを踏んだ反応が鋭くなったとも感じました。これは巨大な機関部がゆさゆさ揺れていたのが,ダンパーで動きが抑制されたからにほかならないでしょう。
コーナリングでも,通勤に利用しているタイトコーナーでこれまでとは違う切れの良い曲がり具合に驚きました。
こういったフィーリングはしばらくすると慣れてしまいメリットを忘れがちになりますが,走りにはプラスをもたらすに違いありません。

サーキットでは残念にも効果は分かりませんでした。シフトミスが(人的操作ミスか車側の問題かは切り分けできませんが)発生したからです。
また,少し走ると,内部が緩んでガタガタ音を出し非常に不快なので,思い切ってガチガチに締めてもらいました。以降は緩まなくなりましたが,マウント強化と相乗して振動・ノイズが増えてしまいました。

★取り外す
その後,無限マウントの中空部にゴムを詰める加工をして振動音が増えたので,ダンパーを外しました。シフトミスは変わりなかったのは,操作に気をつけるようになったからでしょう。なお,振動・ノイズが減ったことで,DC5自体の快適性がアップした感じです。

ところが!社外エアクリからがたごと異音が発生。トルクダンパーが,きちんとエンジンの揺れを抑えてくれていたということでしょう。
2010年夏現在取り外したままです。


2. 無限 強化エンジン/ミッションマウント
2003.11

シフトミス防止の基本策サーキット走行でシフトミスをすることがあり,それを防ぐ方策を考えた。トルクダンパーは効果や耐久性に気になるところがあり,たまたまクレームでミッションを降ろす作業が入ったので無限の強化マウントを入れることに決めた。
この製品は効きが弱いという風評があるが,あまりに強くて室内にビンビンと振動・轟音が伝わってくるようなものは受け付けられないのでちょうどいいと思った。
ヒラノで税送料込み23,205円。
mount.jpg
届いた製品を見ると,造りというか見た目の仕上げは無限製にしては雑だなーという印象を持ったが,マウントはそんなものらしい。外された純正マウントも似たようなものだった。
ただ,手でさわってもゴムの堅さは違う。更に手を加えて硬化させる人もいるようだ。ちなみにもう1ヶ所は純正そのままを使う。
これでシフトミスが防げなかったら,トルクダンパーを使うことになろう。

◇振動・騒音はどうか
確かに振動は大したことはありません。1千~2千回転の間にやや硬質な振動があるが全然嫌ではありません。むしろ走りの車らしい感じが増して好ましいくらいです。
びっくりしたのが,低中速域でアクセルを全開にすると,排気チューンをしたような「ブォーン」という低音が室内響くようになったこと。これは予想外の変化ですが,実はけっこう気に入っています。こもり音が大嫌いなたちですが,これは悪くないと思う音なのです。
音はわずかにジジジ・・というノイズが聞こえる程度。問題ないと思います。

◇シフトフィールはどうか
2速シンクロとT/Mオイル(純正MTFII)を交換したことをさっぴいても,シフトフィールは明らかに良くなりました。乗った瞬間に,確実性とスムーズ性が増したことをストリートレベルでも感じたのです。
最初は,何故か5速ギアへの入りがかなり重くなったことが気になりましたが,その後,ある作業(※)をした後はそれも解消し,全ギアが実に気持ちよく決まるようになりました。
ただ,停止時に1速やリバースに入れようとするとギアの頭同士がつっかえたような感じで動かないことがあり,空ぶかしすれば大丈夫なんですが,信号待ちなどで慌ててしまうことがありました。
(※→タイロッド交換及び,それに伴うギアボックス脱着作業)

◇サーキットではどうか
ノーマルよりは良いが,岡国の場合,インフィールド部分でシフトアップ,シフトダウンがスムーズにいかないときがありました。
また,2004年以降,シフトミスが頻発しています。この原因がまだマウントのせいにあるか不明。
気になるのは,入りにくいとか,はじかれたとかいうのではなく,5速へダウンが3速に入るといったミスが起こりやすいということ。もう少しでブローという大変危険なミスです。
3→4が3→1に,4→5が4→3という怖ろしいダウンミスの他に,2→3が2→5,4→3が4→5というアップ側ミスもあります。岡国-モスS,アトウッド 鈴鹿-ヘアピン,裏スト等

ストリートでは,シフトフィールがアップしたし,振動・騒音面もかえってスポーツカーらしくなって良かったです。しかし,サーキットではまだ柔らかめだと思うので,エンジントルクダンパー併用か,より強力なマウントに交換した方がよいと思います。



1. オメガ690 80w-90 ミッションオイル
2003~

サーキットを走ると冷却水やエンジンオイルだけでなくもミッションオイルも厳しくなるDC5。
エンジンオイル同様,ミッションオイルにもブランド品がいろいろあるが,経験量の多い複数の人に一致して奨められたのが「オメガ」。他のとはベースのオイルが違うらしい。
1Lが5500円と高価だが,復元性が高く保ちが良いということで踏み切った。DC5の標準量は1.8Lとかなり小容量だが,ぎりぎり一杯の2.2Lほど入れる考えもあれば,かくはんを防ぐために1.8Lがいいという考えもあるみたい。
かなり耐久性があるミッションオイルで,夏場でも3枠を3本走ることが可能。劣化したらコクッと入っていたシフトが少しひっかかるような感じになるので交換時期も分かりやすい。
ただ,80wは冬場の街乗りでは相当つらく,完全に暖まるまでは2速へはガチガチで全然入らないので,冬のみは75w-90でいくという手もあります。


駆動系B記事
◆ 終わり ◆



鈴鹿チャレグラへ(2) 前日午後-夜 [車一般(~2015)]

最初は15時発19時着の予定でしたが,14時発の18時着となりました。

実は母が復帰したと思ったら,今度は嫁が体調不良になり,昼前から寝込んでいて,キャンセルしようか~とさえ思いました。
が,「行ってくればええが」と言ってくれたし,長女も学校から帰ってきたので後は頼むということで,来ました。

本来は母親の快気祝いをしなくちゃいけないのにそれも無しだしで,今回の走りの一番のめあては「無事に帰ること」にせざるを得ない雰囲気を感じています。(^^;
いやマジで。

早めについたのでサーキットに寄ったり,イオンでちょいと買い物をしたりしました。もうちょっとしたらセレーノさんと合流です。

天候は良いようでまずは安堵。

鈴鹿チャレグラへ(1) 前日午前 [車一般(~2015)]

今朝は,腰を痛めていた母親の退院と,車の引き取りでバタバタでした。

ドラシャトラブルといっても,シャフト自体には問題はなく,アウトジョイント交換となりました。
同時にミッションオイルも交換してもらいました。6速用に開発されたオメガの新製品ZEROを使ったのですが,確かにシフトフィールの改善にはびっくり。
これが本来のDC5の感触だったのかね。(^^)

逆に「えっ!」と驚いたことは,整備中にFパッドが要交換レベルだと発見されたことです。
30分1本ならいける3~4分山という感じでしたが,不安材料は一つでも払拭したいので,新品に交換してもらいました。

驚いた理由は,外したパッドは何と30分を2本しか走っていないからです!
前回の走行では,フルブレーキぎりぎりレベルが何度もあり酷使したのは確かですが,あまりに摩耗が速すぎ~
もしや摩耗材が変わったのか?いや,スリット入り無限ローターの威力なんでしょうかね~(^^;

ところで,MAX900iが生産中止となり,プロミューから直系の後継品が出ていないので悩み中です。
コントロール性やリリース性も大切ですが,僕は何と言っても初期~絶対制動力と耐フェード性を最重視するタイプ。
摩耗は早いし,剥離も起こすのにMAX900iを長い間使ってきたのも,これらの点が合格レベルで,価格もまずまずだったから。
現段階,制動屋,エンドレス,IDIを候補に挙げていますが,他にも優秀な製品がありそうで,決定打が出るまで迷いまくりです。

そこで,実は年頭に通販でMAX900iを買っていたのです。しかもフロント4セット,リヤ1セットも。
pad1.jpg
これで当分もつな~と思っていたのですが,いやはや,そうはいきそうにありません。

もう少し準備を進めて午後には鈴鹿へ出発です。

岡国 120219 [スポーツ走行の記録]

 岡山国際 2012.2.19   ラジアルで練習走行
DC5車輌データー トレーシーECU K&Nラムエア 無限マウント+ゴム詰め トレーシーオイルパン koyoラジエター Trace車高調(swift16/28kg 3段戻し) 無限アッパー 調整式リヤアッパーアーム トレーシーFロアアームピロ F-3.5/R-3度 トーFRゼロ クスコRS-LSD・OH 純正クラッチ 筋金くん 無限ブレーキホース 無限スリットローター 5ZIGENブレーキ冷却ダクト MAX900i 7分/3分  Z1☆225-7.5分 / R215-6分 シート降ろし

◆鈴鹿の足慣らし
前々から天候がさえないのでダメだろうと思い込んでいた日曜日だったが,もしやドライかも?
朝起きてネットで調べてみると,やっぱりいけそう・・・ということで,走行を決定!
ただしnewSタイヤではなく,ラジアルで1本のみ。そう,来週の鈴鹿チャレグラを想定しての走行です。

目標は,とにかく30分の時間内に,自れのトップ水準の走りまで高めること。
まず,ウォーム走行でもだらだら走らない。そして,体の力みを取り,走りの余地を見ぬき,車を曲げるよう適確な操作をすること。
他にも,他車との絡みの対処や,スーツ装備への慣れなど,することはいっぱいです。

頭の中で準備物を考えながら朝飯を食べ,リュック1個を放り込むと高速へ。白黒パンダのせいで予定より時間が掛かり,40分前に到着と,ちょい慌ただしかったな。

会場は,2つの走行会があるので久々の満車状態。
OIRCピットは2つしかなく,それも贅沢な使い方をされていて露天へ停めることになったが,1本走ったら帰る予定なので気にしない。

今回はタイスケ用紙すら無いが,チャチャッと準備はすまし,20分前には車に乗り込むことができた。
前回にベルトやマスク・眼鏡の装着に手間取ったので,いつもより早く乗車準備をしたわけだが,これくらいが正解だね。


◆走行

レーンに並んだ車は10台未満か。ただし途中で入ってくる車両もありそうな雰囲気だった。前にはZが1台,後ろはR32。鈴鹿を想定して,右窓は全閉にする。
インラップからそこそこ飛ばすと,初Lapで55秒台とまずまず。詰まったのでZが譲ってくれたが,すぐやられそう。

慎重な中にも早く限界へ- そう決めていたから序盤からペースアップを心掛けたんだけど,これが体に力が入る要因だったかもしれない。夢中になっていると力が入って入るんだな。
かのZ,すぐ後ろに来ていたので譲り返す。

ちょっと気張った3lap目で,52秒台。前回の走行と同じで,本当の限界は先にあるが,まだ届いていないということかと覚悟する。
追いついたAE86が,マイクナイトで怪しい挙動。「危ないなこれは」と判断し間隔をとったら,案の定スピン,ピットインロードで反対向きに止まった。ここらは冷静でよろしい。

そのうちS耐のS2000が後ろについた。確かS耐ドラオーディションをしているチームの車だ。コースにも車にも慣れていないドライバーだったら・・・なんて思ったが,こっちも車を手の内に入れていない状態だからダメですね。
ぐんぐん追いつかれ,あっさりどうぞお先へ-

それでも中盤には,51秒台へアップした。でもまだいけるはずだ。

この辺りから他車との絡みが多くなる。しかし,パスをする際に必要以上にスペースを取らずスピード維持をするように考えて走ったのは◯としよう。

まだタイヤグリップを使い切っていないと進入速度を上げる。と,リヤがわずかにスライド状態になってきた。
それはそうだろう。前タイヤはまだ使用2回目,後ろは3年前のタイヤだからグリップレベルが違うはずだ。
そう考えて構えてしまったか,また体の軸に力が入っているヨ。(>_<)いかんいかん!
クリヤがとれたLapでは51秒フラットが出たが,もっと先があると走りながら自己分析する。

終盤に入るころ,2コーナーでのアクセル開度に気をつけていると,実はアウト側にかなり余地が残っていることに気づいた。アトウッドもブレーキが早すぎな感じ。
それから,曲がろうとする車の動きを止めるような早すぎるアクセルONの箇所もある??ような??

これら重要なコーナーで速度維持や回頭性アップを試みた結果,いきなり50秒45のラジアルベストマーク。(^^)
続くLapも50秒35。ほほう,もう少しで50切れるぞ。

たぶんこの思いが無理をさせたんだろうね。裏ストレートエンドのブレーキング,「やばい!」とコースアウトを覚悟するほどの突っ込みになってしまった。
いや,タイヤ自体も限界に達していたと思う。

それからいろんなコーナーでインにつけず,「もう無茶苦茶じゃー」と車内で叫んでしまったほど。(^^;
次のLap,これで最後か,しかし突っ込みすぎないように,早めにインにつくように,と考えて走ったが,確かにインにつけてもやっぱりスピードダウンしていたわけで,1秒もタイムダウン。

まだ青シグナルだったけれども,これ以上走る意味は薄いとピットインしたのでした。
たった30分だったが,体はお疲れモード。エア圧を測ることも忘れていた。


◆走行データー

1本目の結果
タイム 状態・備考
in ウォーム 29L走行開始
1 1'55"67 185km
2 1'54"44 187km
3 1'52"87 189km
4 1'51"83 191km
5 1'52"55 187km
6 1'52"73 190km
7 1'51"00 191km
8 1'51"35 192km
9 1'50"45 194km
10 1'50"35 191km
11 1'50"95 193km
12 1'51"36 190km
out 早めに走行終了
最高速194km/hはSタイヤより外径が小さいこと,走行抵抗が低いこと,気温が低いことのせいだと思う。


◆考察
走行して2日がたち,冷静に今回の走りを振り返っておこうと思います。車載映像が無いので,感覚として覚えていることだけね。

◯目標とした早めのハイレベル走行はできたか
以前よりは良くなったと思いますが,まだ早い段階,例えば中盤にBEST近くが出るように精進したいもの。

◯走り自体はどうだったか
まだまだだな,というのが実際のトコロです。
ベストタイムが出た,50秒が切れなかった,そういうタイム的な関心は今回は無いんですよ本当に。(51秒が切れなかったらガッカリしていたと思われますが。笑)
そうではなく,ドライビング面がどうかってことで言えば85点くらいかと。

以前からZ1☆の時は,「走って挙動をコントロールするのが楽しい」という記憶があったのですが,今回はそれは無くてむしろ操りきれていない感がありました。

Sタイヤでは時々「決まったぜ」と思う最終コーナーでも,今回は一度もすっきりしなかった。リヤがややスライド気味に回り込んでくれる車の動きがなかったんだよなぁ。。。

特にZ1☆で気持ちよさを味わえていた,アトウッドで回り込んでくれる動きというのも全く無し。まあここは最近Sタイヤも迷い路に入っている箇所だけど。
リボルバーやヘアピン1個目の進入も思い切りが足りなかったのはなんだろう。。。

ブレーキングの詰めはやりすぎました。笑 何しろ低気温でスピードが乗っているのにSタイヤ感覚で突っ込めば無理は決まっているよね。でも,限界を感じたというのは悪いこっちゃないでしょう。(ぶつけたらダメだけど)
正直,もう1回ラジで走ってすっきりしたいという気持ちはあるが,これはまたいずれだね。

◯何が今ひとつだったのか
進入時のステア切りとブレーキ残し,アクセルONのタイミングが良くなかったからとしか思えません。
「速度を維持=早くアクセルON」じゃなくて「もうちょっと高速進入→イーブンスロットでターンイン→リヤがススス→アクセルON」が理想像・・・なのかな??う~ん,難しいぞい。
もしかすると,ダンパーの減衰がラジよりSに合っているってこともあるかも。

◯力みはどこから
頭で考えていないとつい力が入ってしまうというのは,精神面での修練という領域かなあ。車の動きを感じるには余計な力を抜かなくては。。。

◯鈴鹿では
超高速域に早く慣れることが先決とするなら,やっぱり早めに限界領域へ向かわなくては。
あと,やっぱり体力はいりますね。特に背筋あたりは。
イメトレも何がしか工夫したら効果がありそうに思えますが,それが何なのかはハテナ。
部屋の中でできること,事前に備えておくこと,これを目一杯やってあとは本番は楽しく走りましょうかね。(^ー^)

■メモ
・20分前乗り込みで良い。
・スーツ下はシャツ一枚でも,社外換気で30℃設定だけでヒートする。
・耐持久力のトレーニングはやはりした方が良いと思う。(背筋ほか体幹全体)


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