岡国 090804 [スポーツ走行の記録]
岡山国際 2009.8. 4 夏特訓 -ラジアル夏ベスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆目標 一年前の「57秒台」という,余りにも酷い夏ベストを消し去り,狙うは一気に3秒短縮の54秒台。Sタイヤレベルからすると,このくらいは出さないと恥ずかしい。 朝8時半に出発し,ゆっくりペースだったので到着まで1時間20分掛かった。燃料は8Lくらい。 台数は10数台ほどで二輪がいないので余裕のパドック。 手続き中にびっくりしたのが,「無料券が出ていますよ」と言われたこと。15回走ると1枚もらえるのだが,何と期限は8月7日。(半年有効) 前回で15回達成とは知らなかった。(@_@; ◆1本目 これで3回目だが,スーツ一式の装着には手間取る。2本目などぼんやりして半ズボンの上に着たりしたくらい。やはり暑い! いよいよ走行の時間。ロードスターの後ろに並ぶ。 いつもの通りINラップからそこそこ飛ばすので,間隔を取りながらもついていく。こっちもネオバだから大丈夫。 Sタイヤに比べてやはりちょっと頼りない剛性とグリップ感だ。早く慣れたいと思う。 初Lapは,58秒フラ。続くLapは56秒を切った。今日はいけるかも,と期待感が増す。ロードスターと絡み合った次Lapは55秒31をマーク!いける。 しかし,この頃から走りの手応えがおかしくなる。思ったようなラインがとれない。タイヤがタレたか? また耐暑トレーニングしたはずなのに,全力疾走並みの暑さと疲労感だった。 タイムもコンマ5秒落ちたので,これ以上は無理だと判断し,冷却とエア圧点検のためクーリングに入り,ピットインした。 エアを少し抜くと,カッカと火照る体のまま再コースイン。 しかし,インにつけないし,アウトへ流れるのでアクセルを踏めない。典型的なタレ症状で終わる。 ◆2本目 車から降りたときの身体状態は,ハイペースで1時間ランニングしたような感じ。5分はクーリングを取った後なのに,脈を測ると130以上。ということは,走行中は150以上いってたんだろうか?(@_@; もしそうなら,トレーニング強度をアップさせないと。 さて,55秒前半という結果に対して,次もラジアルで行くことにした。 再び仮眠をとった後,ぼつぼつ準備するかーと動き出して,ふと頭によぎったのが,1本目の最後で突然1コーナーへのブレーキで車体がふらついたこと。 もしや・・・とタイヤハウスを覗くと,やっぱり!片側のブレーキダクトが裂けていた。布テープで応急修理。 と,ふとローターに目をやると,ヘアークラックがヒゲに発達している箇所を幾つか発見!そういえば,1本目にも足回りの方からゴリゴリ・ゴトゴト感が出ていたのは,このせいなのかも。。(結局原因はハブらしい) 走行10分前にスーツ着用。この枠では,ヒーターは全面カットしようと決めた。速さより体の方を優先だ。 今度は,真っ先に出て先頭に並んだ。午後2時という暑さ絶頂期でもあり,全部で5,6台くらい。 後ろのロードスターに抜かれないように,頭からそこそこ飛ばす。 すると,1本目の後半に比べタイヤの感触が全然違うことに気づいた。ステアを切ればクイッと曲がろうとするし,グリップ感もある。まるで別のタイヤに履き替えたかのようだ。 1本目のタイムダウンは,タイヤのタレが原因だったと100%確信できた。 と同時に,この枠も3,4Lapが限度と覚悟する。 その覚悟で走ったおかげか,初Lapで55秒台をマーク。が,それ以上は縮まらず。走り自体は若干でも良くなったと思うのだが,失敗するコーナーも出て,トータルでは変わらないのだろう。 しかも徐々にタレを感じる。 思い切ってピットに入って長い時間休んだ。タイヤの回復を考えてだ。 再コースイン後もゆっくりクーリングしてから後半のアタックを開始した。 しかし,これだけではグリップ回復は無理だったようで,56秒台へと急落。(>_<)やっぱりダメかー 次のLapも,56秒台なのを見て,今日の走行はこれで止めようかと弱気になった。 がしかし,ここで踏ん張ったのが,今日のハイライトだった! タイム結果ばかり求めていくと,いつか必ず行き詰まる。思うように操れることを楽しみに走ることも,大切ではないか。(さかなRさん経由で聞いたRG-Oオーナーの言葉)そう,過程も大事にしていくことを忘れちゃいけないんじゃないかな。 そう考えると,たとえタイム更新はできなくても現状を超える走りはできるはず,と気持ちを切り換えることができた。 詰める余地があちこちに残っていることを感じていた。インに付けないなら,付けるように走ればいい。アクセルを開けられないなら,前半で回頭するようにしてみることだ。前荷重を掛けきっていないポイントがまだまだある。 難しいことだけど,これができればサーキットドライバーとしての冥利に尽きるというもの。 理想の走りに近づけようと頑張った。少しだけ,怖い領域に踏み込んでもみた。 前より高まろうと集中して走りきったLap,見事に1秒以上縮まった!55秒台へ再突入! 続くLapも,BESTに並ぶ好タイムーっ\(^o^)/。 いや~良かった。 タイヤがタレたからといって諦めるのではなく,BESTを尽くしてきちんと結果を出せたことは,絶対的タイムを出せたと同じくらい嬉しいことだった。 そりゃそうだろう。車や物に頼ったのではない,純粋に自分の腕で実現したタイムアップだから。 この経験は,必ずや今後にも生かしていきたい。 ◆走行データー
◆考察・メモ ○今後は,タイムと同時に「車をうまく操れた喜び」を求めて走っていきたいと思う。鈴鹿でも,部分的にでも,これまでできなかったことができるようになれたらそれでいいと思っている。 ○車輌について やや不安あり ・Fローターを交換すること。妙なゴリゴリ感を解消できるか?ハブ点検,ダクト状態点検と補修。(ハブ要交換と判明) ・クラッチが浅くなった現象,また,完全に温まるまでけっこうな滑りが発生することについて相談する。(クラッチ異常と判明)
○サスセットについて 今回,リヤ車高を1mm高くしてみた。前荷重をしっかり掛けた走りをすると,2コーナーや最終等の進入で,リヤがススッと出る動きを見せた。これを使いこなせれば,これまでとは違った走り方が確立できると思う。 マシンに不安要素も出てくる時期だが,頑張ってくれ!MyDC5 |