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岡国 091229 [スポーツ走行の記録]

 岡山国際 2009.12.29         岐路に立つ

DC5車輌データー トレーシーECU K&Nラムエア 無限マウント+ゴム詰め トレーシーオイルパン koyoラジエター Trace車高調(swift16/28kg) 無限アッパー 調整式リヤアッパーアーム トレーシーFロアアームピロ F-3.5/R-3度 トーFRゼロ ATSメタルLSD EXEDYカーボンクラッチ 筋金くん 無限ブレーキホース 5ZIGENブレーキ冷却ダクト MAX900i 5分/9分 A050 F225 1.5分/R215 8分  エアF1.46/1.6

◆蘇るのか?

正確に表現できないが,今までとは違うコーナリング感覚への不安。
巧いドライバーなら,操縦を変えて2-3秒差をコンマ秒まで縮めることができるかもしれない。また,セッティングを試行錯誤する人も多いだろう。

しかし僕が選んだ道は,とりあえず元に戻すこと。ストリートですらはっきりとした変化を感じるパーツだから,サーキットでは相当な影響があるのは間違いない。そう,サブフレームカラーを取り外したのだった。
ただ,本当にこれが原因なのか?思い込みでドライバーが限界を低めている可能性もある。

今日の目標は,50秒台に入れること。1本ではきついが,何としてもやらねば・・・やや悲壮感漂う心境ということで,またまたウィスキーをあおって眠ると,前よりひどく遅刻した。マナー悪いドケドケ走法のおかげで25分前に到着。準備も間に合うくらいだが,考えて1枠目はパスし,3・5枠目を予約した。

上から各車の様子を観察する。溝の少ないSだから,貴重なクリアをうまくとるため,ポジショニング他作戦をいろいろ考えた。


◆1本目走行

序盤から全開なユーノス2台を先行させ,3番手に並ぶ。後ろには10台少々と思ったより少ない。
高まる緊張感の中,ウォーム開始。フロントが減らないように気をつけて走る。ところがユーノスが下腹からけっこうな砂利を撒いてくるので,しょうがなく間隔を空ける。運良く前後ほぼクリーン状態になった。

少しアクセルを開けて56秒台。感覚+2秒と良くないゾ。。。(;- -)
しかし,曲がり方が前と変わったことは分かった。コーナリングがスムーズなのだ,以前の感触そのもの。
そこから53,52と縮めていったところでハイスピードクーリングを入れる。

しかし妙な挙動は無くなったものの,やはりアクセルが踏めない。例えば1コーナー,前荷重でスッとステアを切ってターンイン,そこからアクセルを開けてクイクイと曲がって欲しいのに,わずかに外へ出ようとする気配を感じる。ミドルコーナーはだいたいそう。ヘアピン系もスパッと回ってくれない。

怖がらずもう少しアクセルを踏んだらどうなんだろう?からみたがっている気配のユーノスをかわすため一旦ピットロードに入った後,これが最後と気張ってアタックをかけ,51秒7をマークした。うーん非常に微妙なタイム。

車自体は前回より良くなったのは確実なので,結果をShopに報告したが,目標まで1秒足らずモヤモヤである。ここはドライバーのヘボさによるものだから,余計にすっきりしない。こんなので鈴鹿に行って大丈夫かって。

ところが,走り終えて顔見知りのM3グループの人達と話をする中で,「今日の路面はグリップしない」という話が出た。なるほど!車の動きのつじつまが合う。コンマ5か1秒のロスと考えれば,まぁ及第か?

いや結果が全て。


◆2本目

元々ラジアルで走るつもりだったが,何とタイヤ溝がまだ残っており,是非ともタイムを詰めて,白黒はっきりさせたいと思った。

ただし,ウォーミングも勿体ない状態。早めに勝負を掛けないと・・・そこで一計を案じ,前にリヤSを,後ろにラジアルを履かせ,上の駐車場などで強烈旋回したり,発進加速したりして,リヤSの温めを図った。
走行20分前に,リヤSをヒーター全開の車内へ入れ,開始直前にリヤSを装着した。うまく温まってる!
それから,ひっかかったら即アタックを中止する,クーリング中もラインを外さないことも決めた。タイヤカスが半端じゃなかったので。

今度は先頭に並び,後続は抑えこむ作戦。1周目にランボが抜いていったが速度差があるので大丈夫。
2周目,さっそくアタック開始。
51後半かな?の期待が,52秒99だったことで心にヒビが入る。
3LAP目51秒7,あれで51を切れないのか?結構怖い思いをしただけに心のヒビが拡大する。
前走車でひっかかりここでクーリング2Lap。その間にどこをどうするかイメージ作り。

ほとんどタイヤが鳴かないとは,限界走行していないことか?実はもっといける箇所がありそう,アクセルを踏む方向で踏ん張ってみるしかないという結論。

そうして後半2Lap目51秒28をマークすることができ,やっと心が軽くなったのだった。集中力が怪しかったのでクーリングしようかとも思ったが,ここで止めたら二度と勝てない(自分に)と思い直しアタック続行。
そして出た50秒7!確かガッツポーズが出たと思う。

満足したが,「鈴鹿では集中力の持続がもっと大変だぞ」と思って1クーリングの後,最後の1Lapを。これはミスが幾つも出てガックリしたが,メインに戻ると何とグリーンのままだったので,更に気合いを高めアクセルを開けた。
これが本日ベストの50秒35となった。


この枠では,ヘアピンでDC5が砂に埋もれていた。最初YSD号か?と思っていたが違っていて,27日も走っていた僕より年輩の方の後期DC5だった。シフトダウンで失敗してブレーキが遅れたそうだ。
そういえば,この日5速から3~2速へのダウンは,一個とばしを自然とやっていた。おかげで,パッドが猛烈に減っている。走行中,裏ストではペダルがスッと奥に入ったことが1度あったほど。ブレーキ使いすぎです。
ちなみに,YSD君も僕に似たタイムだった。でも50秒の壁はきっと切れるでしょう!

路面については,例えば2ストマシン走行の後などは,どうしても滑るらしい。なるほど。


◆走行データー
1本目 2本目
タイム 状態・備考 タイム 状態・備考
in-2 - 40L走行開始 in-1 -
3 1'56"34 2 1'52"99 189km/h
4 1'53"62 190km/h 3 1'53"25
5 1'52"81 189km/h 4 1'51"72 189km/h
6-8 pass 5 1'52"09 188km/h
9 1'53"07 188km/h 6-7 cool
10 1'52"11 189km/h 8 1'52"64 188km/h
11 cool 9 1'51"28 189km/h
12 1'51"70 10 1'50"74 189km/h
13 11 1'51"17 190km/h
気温6度 12 cool
13 1'51"17 190km/h
14 1'50"35 189km/h


【考察】

◆サブフレームへのカラー挿入について

先日からのレポを読んできた人は「ダメなチューンなのか」と思うかもしれませんが,決めつけは早急。車によって,シチュエーションによって評価は変わるはず。
タイムを突き詰める走りをしない人なら,剛性感あふれる走りが気に入るでしょうし,サーキットでも,足回りのセットとの相性もあるはず,自車で試して結論を出して欲しいです。

take3号に限って言えば,絶妙な足回りのバランスがフロント剛性アップで崩れ,挙動が大きく変わってしまいました。ターンイン後,何かフロントが突っ張って曲がろうとしない。逆にコーナー後半でアクセルを踏むと,いきなりリヤがFRのごとく巻き込もうという動きを見せる。トリッキーで不安なコーナリングです。
カラーを外すと剛性落ちははっきり感じるが,とにかくバランスが絶妙で,入りから出るまでスムーズに動きます。

メーカーが考えて作ったボディ,そのバランスを崩すと走りが変わることを実証した,貴重な経験でしたね。


◆ドライビング

終盤のタイム短縮の理由は,集中力を切らさず走りきった結果。テクがどうこうではなく,Sタイヤのスピードレンジに次第に慣れた,いわば「勢い良い走り」を思いだしたということ。テク的に言えば,昨冬の方がレベルが上,特にブレーキングとシフト操作は・・・
50秒台が出たのも最後の方だけというのもダメダメです。
ただ,途中で止めずに最後まで努力した点だけは満足,激励下さった方感謝!

Sのタイム更新は考えてはいないが,49秒前後の走りは時々やっていないと忘れるのかもしれない。1-2月もラジアルアタック以外に,Sでも走っておこうか?
その前に正月明けに鈴鹿遠征です。


メモ
・パッド交換
・スプリング?
・減衰ノッチ,たった5分で差が出るらしい
・ボディの件
・シフト操作,ギア

(End)

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