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DC5 3台のパワーチェック (2008.3) [DC5チューン]

パワーチェックにはあまり関心はなかったが,エンジンOHやチューンドロムの効果がどれくらいのものか興味があり,客観的数値を一度はっきり知りたいと思い,たかはCさんの車検切れを前に,2度目の測定をしました。

断っておきますが,測定条件や方法,機器,補正などによって数値は変動するので,他のデーターと比較するのは無意味に近いです。
今回は同時に3台で測定したので,誤差は少ないと言えるでしょう。
以上の点をふまえて結果を見てください。

【パワーチェック結果】(2008/03/09)
take3pwc[1].jpg

◆純正ロムとTracyとの比較
ピークパワー差は,思ったより少なかったという感想。10psほどです。4500~5500回転がノーマルとあまり変わらない点がもっとも意外でした。体感的には良い感じだし,この辺りが売りだと思っていたので。。
それでも6000前後の確実なトルク/パワーの向上は,サーキットでなりプラスになっているでしょう。

◆エンジンOHの効果
OH前後の2度にわたる測定時の気温差が20度以上もあるので,直接比較できません。
しかも,オイルが前回はブレンド,今回はレース用(低粘度)で,しかも量が今回0.5L少なくフリクションロスが少ない。1psか2psかは違うかな?

それでも,183ps→208psと25psもアップしているとは嬉しい限りでした。バランス取りもしていませんが,バルブ周りを含め各パーツをきちんと組むことで向上分もあったでしょう。
また,薄ガスケットで若干でも圧縮比がアップした効あ低中トルクアップに貢献してくれているのかどうか。

◆TracyとJ'sロムとの比較
これはびっくりする差の少なさ。上の方のカーブはそっくり。わずかに中速域のトルク/パワーがJ'sが上回っていますが,誤差範囲と見るべきかどうか。伊丹さんが,後期DC5にJ'sロムを導入した際「絶対他に負けませんから」と言われたそうで,それだけ自信作のようです。


【他のDC5と見比べる】

◆たかはC号
takahaCpwc[1].jpg
今回は爆音チタン管ではありませんが,吸排気を一通りチューンしてあり,排気抵抗が低くなる工夫もしてあります。走行距離8万km台(サーキット40回くらい)というハンディを超えて,なかなかの数値です。
若干,take3号の方がトルクは上なのはエンジン摩耗度の違い?また,J'sロムの方がTracyより若干上なのは,抜けを良くする工夫にマッチングしているから?

◆sugarden号(後期DC5)
sugardenpwc[1].jpg
RG-Oロムの測定結果です。
ピークパワー211psで,Shopデーターのノーマル200ps前後に対してロムとリヤピース交換分がアップしているようです。
take3号,たかはC号に比べて6000回転以上のパワーは7-8ps低いですが,通勤がほとんどとはいえ,走行距離9万km(サーキット4,5回)ぶんの摩耗劣化もありそうです。5000回転以下のトルクが両車より1kg/m低いですが,高域になると差が縮まっています。

今回の測定では,ロムチューンやOH効果,K20Aのバラツキの少なさ,適正なチューンは確実にパワートルクアップに繋がることが確認されたと思います。個人的にはOHした甲斐があったと分かってニッコリです。

また,吸排気についても再考させられました。
K20Aの場合,正しいチューンは確実な効果をうむとはっきり分かりました。走りのリズム(バランス)を一時崩す面も考えられますが,パワートルクアップはタイム短縮に直結するものと言えるでしょう。

春らしき日に岡国 080316 ブログトップ

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