アドレスv125 経済的燃費テスト 2008/10/13 [PCX150 / バイク]
アドレスV125で通勤を始めてからガソリン費用が格段に減って喜んでいるこの頃ですが,一体アドレスの経済速度ってどれくらいなんだろう?とずっと気になっていたことを,今回実証してみました。
テスト路を一定速度で走り,燃料注入口のラインを目印として給油量をメスシリンダーで測定するものです。
まず,ほぼ直線的な2km路の片道走行でテストしましたが,往路・復路で条件が変わると後で気づき,翌日,場所を変えて2.6kmの周回路でテストを実施しました。
共に,ゼロ発進・停止が1回入りますが,周回路は長方形のコースで,コーナーが3箇所あり,40km/h減速が2回,60km/h減速が1回加わります。加速時は,アクセル開度65%前後としました。
テスト結果は,次のようになりました。(周回路テストの推定誤差は最大で4km/L・直線路はかなり大きいと思われる)
巡航速度 | 片道直線路 | 周回路 | ||
消費量 | 計算燃費 | 消費量 | 計算燃費 | |
80km/h | 62cc | 34km/L | 81cc | 32km/L |
70km/h | 58cc | 36km/L | 72cc | 36km/L |
60km/h | 53cc | 40km/L | 59cc | 44km/L |
50km/h | 46cc | 46km/L | 50cc | 52km/L |
40km/h | 32cc | 66km/L | 43cc | 60km/L |
30km/h | 44cc | 48km/L | 49cc | 53km/L |
アクセル全開加速80km/h→ | 89cc | 29km/L |
直線路テストでは,邪魔が入ったり,風向きや傾斜で誤差が大きい(特に40km/h走行時は)と思われ,周回路の方が精度は高いです。現実の走行条件もこちらの方が近いかな。
しかしどちらのテストでも,40km/h時が一番良いとは驚きの結果でした。予想では60km/h前後と思っていたので。40km/h以上では,速度にほぼ比例して燃費が悪化しています。逆に遅すぎても燃費は悪くなるようです。
ちなみに,走行フィーリングとしては,50~60km/hが一番スムーズかつ静かな快適ドライブでした。80km/hだとエンジンがかなり唸って振動もきます。一方,40km/h以下だと心理的に「遅すぎ!」と不快だし,ハンドルが左右にぶれる現象も出ました。
現実の走行はより複雑なので,40km/hが最高!とは言い切れませんが,ゆっくり目でも燃費が悪くないと分かって焦らず走れるのは精神的に良いです。スーパーカブが110km/Lの高燃費を誇っていますが,アドレスV125でも40km/h定地燃費なら70km/Lはいくんじゃないかな?(カタログ値は60km/hで56km/L)
また,燃費の良否がアクセル開度と連動していることは常識ですが,全開加速すると確かに燃費が1割落ちていますね。
その気になれば,実際の通勤燃費とか,アクセル開度燃費など面白いデーターもとれますが,まぁやんないかな。(^^; 結構めんどーでした。