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減量記 -2- [Health / 運動]

基礎2 (2004.9記)
■ 減量は簡単,だが維持がむずかしい
基礎1で紹介した4つの事例は,どれも健康的で正統的な減量方法だと断言できるものです。
食事を抜いたり,単品の低カロリー食品ばかりを食べたり,薬を用いたりするといった危険な方法は採っていません。
減量幅が最大でも-7kgと小さいのも,短期間で大きく減らすと,同じく短期間で元に戻ると分かっていたからです。だから,ゆっくりと無理をしないように取り組んだのでした。

それなのに,何故続かなかったのか。何故元の体重に戻ったのか。

どの減量も,3ヶ月ほどで止めています。そうなった主な理由として,冬に体調を崩したこと,秋冬の食欲が抑えきれなくなったこと,3ヶ月もたつと,「面倒だ・もういいや」という心理状態になったこと,の3つが挙げられます。
ここには,人間が生来持つ飢餓に対する防衛本能が働いたと考えられます。本能ですから,それを意志の力で抑えることは非常に困難なことなのです。

そして減量をやめた後は,体重計に乗ることも無くなるというのもお決まりでした。(^^; 見たくない心理なんですね。

それも不思議ではありません。日米の研究結果では,減量経験者の80%以上がやがて元に戻ったというデーターがあるくらい,減量を維持することが難しいんです。

初めてDietに挑戦する人の場合,頑張って食事量を減らす方法を採ることが多いようですが,確かに結果にでますが,数ヶ月すると次第に意欲も薄れ再び増加していくというパターンになりがちです。
しかも,ここには大変な落とし穴があります。

★短期間で大きく食事減量をすると,筋肉や骨が削がれるが,戻るときには脂肪が戻ってくる。

下手にやったら前より体の状態が悪くなるということなんです。私も体脂肪率は増加しています。(>_<)

超肥満の人など,どうしても急いで落とす必要がある人は別として,1ヶ月に2~3kgが適切なレベルと言われています。
そして体重ばかりでなく,同じ条件下(測定機器,時間帯,測定場所が変わると数値が凄く変動して分からなくなるので)体脂肪も測定しておくことも,今は常識になっています。

■ 真の成功は,生活の中に取り込めたとき
80%が元に戻るということは,20%の人は維持できているということです。確かに身の回りにも,減量に成功し,ずっと継続できている人がいます。料理に入れる砂糖をすっかり断った女性とか,運動を週数回継続している人などがそうです。

戻った人と維持できている人との違い,それは生活の中にずっと定着できたかどうかの違いでした。苦痛を感じないような,自分の生活にとけ込んだ方法を見つけて実行することです。

減量の努力には二種類あると考えます。
一つはしたくないことを頑張ってすること。もう一つはしたいことを我慢すること。
前者の代表は運動,後者は食事の制限です。

面倒に思いがちな運動をどうやって継続するか。生命存続の危機から本能が命ずる食べたいことをどうすれば我慢できるか。
そしてそれを半年,一年,五年と続けていくには何が必要か。

運動を継続しても苦痛に思わない,食べなくてもイライラしない。どんな秘訣があるのか,それを試行・追究しながら減量にチャレンジします。

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