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機械式LSDを導入 [車一般(2016~)]

そこそこ高額なので導入する時に考えてしまう機械式LSDですが,サーキット走行にはやはり欠かせないパーツとして,ほとんどの車に導入してきました。

しかし,どちらかというとFFの方が効果が分かりやすかったですね。

AE92スプリンターに初めてTRD製LSDを入れたとき,1分20秒ほどの峠コースでいきなり1~1.5秒タイム短縮し,アンダー傾向だったのがグイグイ曲がり込む動きに激変したことに感動したものです。

インテRでも,Sタイヤと組み合わせて速いタイムを出すアイテムとして貢献してくれました。

FRでは2台で導入しましたが,R32はドリフト遊びのために入れたものの狭い公道でのコントロールは難しく,NCは車購入と同時に入れたのでLSD有無による差異は分かりませんでした。

IS350へのLSD導入目的は,やはりコーナー脱出のトラクション向上にありましたが,Shopでは直進性や制動安定性も高まるよと聞いて驚きました。
しかし,そういう効果が果たしてISでも現れるのか,実のところは心配でした。

今週,いよいよクスコLSD(RS-specF/1.5way)の組み込み作業をしてもらい,今日土曜日にISを引き取り,日ごろ走っているストリートをいろいろと走行してみました。
そして,LSD導入の効果をはっきりと感じ取ることができました。


まず,市街地の普通の路面でも直進性が良くなったことがすぐ分かりました。
これまでは,「ふわっとした走行感覚」とでも言いましょうか,路面のアンジュレーションやわだちに車体が絶えずふらつく感じがありました。
それが,ガッシリと真っ直ぐ走ろうとしてくれるのです。

わだちでのステア取られ感が消えたわけではありませんが,これまでは「ゆらっ」と乱れた後もそのままふらつく感じでステアをしっかり握っていなければならなかったのが,車自体が直進方向に収束しようとしていると感じられたのです。

減速時も,グッと4輪が真っ直ぐを保ちながら減速していく感じが伝わってきました。

何とも不思議ですが,LSDを相談したショップ主が言っていた通りでした。減速の安定感は,1.5wayにした効用でしょうね。

そして高速道路でも,これまでは緊張を強いられステアをしっかり握る必要があったカーブも,軽く手を添えるだけで安心して走行できるようになりました。
ひと言で表せば,シャンと真っ直ぐ走る車に性能アップしたということです!


僕にとって,コーナリング性能も加速性能も大切ですが,大部分がストリートを走る以上,直進安定性の高さが最重要ファクターの一つだと思っています。
その意味で,今回LSDを装着して本当に良かったと思います。^^

コーナリングについては,今はまだガキガキ鳴っている状態で余り試していませんが,トラクションの向上は確実な感じです。
タイム向上にどれだけ繋がるかは何とも言えませんが,街乗りだけの人でも,機械式LSD導入の意味はあるかもしれません。

「かも」といのは,元々ベンツみたいに機械式LSDが無くとも「矢のように直進する」と評される車もあるわけで。。また僕のISの向上ぶりにしても,人によっては「こんなものか」という感想になるかもしれないし。。

それでも僕的には,走りの質感を向上させてくれた素晴らしいパーツという結論です。

もう一つ,デフの上下に強化カラーを入れた恩恵もありました。
レクサス車専門のShopシンクデザインの製品ですが,振動騒音も無く,駆動レスポンスが良くなりました。
アクセルを踏んだらすぐに駆動が掛かる感じになったということです。

クスコのSpecFは,ピーキーな動きにならないよう効き特性をマイルドにした仕様だそうですが,素のISはオープンデフゆえかレスポンス悪すぎだったんですね。苦笑

以上,乗り慣れると当たり前のこととして忘れてしまうので,長々と感想を記してみました。
今後,コーナリング特性やサーキット走行の結果をアップしたいと思います。
サーキットでは,タイムアップだけでなく走行フィールの向上も期待したいですね。

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