岡国 100123 [スポーツ走行の記録]
岡山国際 2010.1.23 Sタイヤで49秒台の走りを | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
◆Sタイヤでの実力 前回のZ1☆スペックによる走行では,良好なグリップと優れたコントロール性で良い感触を得,タイム的にもまずまずの結果を出すことができた。 では,Sタイヤで,性能を十分に引き出す能力はあるか,仮に2秒の差があるとして,49秒前後のタイムを出すことができるか? タイムが縮むほど難しさは急増し,高いドライビング精度が要求される。スピードに体の能力がついていけなくなっているではないかと,この頃心配することが多くなっている。 また,Sタイヤでもドライビングの楽しさを感じる場面があるかという点も気になる。 元々は中山を先に走るつもりだったが,タイヤホイールを譲渡するsugardenさんが久しぶりに岡国で走行するということを聞き,出走を決意した。 走るのは基本1枠のみ。それでも,今の状態が十分に分かるだろうと確信していた。 ◆走行まで 朝イチの枠はさすがに寒すぎ,路面温度が低すぎてタイヤがグリップしない心配があったので,昼の枠を予約した。 到着は11時過ぎ。一巡りして台数を確認したところにsugardenさん登場。1年以上ぶりの走行ということだ。 今日もシートを降ろした。タイヤがボロボロなのと,ガソリンが満タン近いハンディがあるのでこれで相殺ということで。 ライセンスの更新に行くと,昨年にひき続きワンデイパスポートをもらった。 ところで,予約したのは3番目の枠だったが,二輪枠が空いていたので,空き枠に変更。うまくいけば独占して走れるのがおいしいのだ。 sugardenさんの走行。 僕が悩まされたサブフレームカラーを挿入しているのでどんなものか気になって上から見学。しかし挙動云々以前に,ブレーキング時に気になる振動が出たらしい。 ◆1本勝負 ピットロードは自分だけ,ホントに独占だ。(^^) 1枠で結果を出すには覚悟と集中力が必要なことを思い,心地よい緊張感にも包まれてスタートした。 できるだけ早めに温めるため,コースイン直後からペースを上げた。1周目59秒台,2周目57秒台は温めとしてはそんなものだろうが,僕的には不本意。やっぱり頭が眠っている?冬場Wヘア2個のズルリは定番だ。 3Lap目にはさすがにリヤも落ち着きだし,53秒台に入って一安心。と,前にFD2レースカーが見える。 それからはひたすらスピード慣れ。もっと突っ込んでブレーキを我慢し,少しでも早くアクセルを踏めるところを見つけていく。全コーナーでその余地がある。 アンダー傾向も余り出ず,タイヤのタレもそう感じられず,順調に52秒,51秒と詰めていった辺りでさすがに疲労を感じたのでクーリング。 クーリングからの復帰,いつもはマイクナイト前後から気合いを入れるのだが,今回はWヘアから全開にしてみた。リズムを整えるにはどうもそれくらいしないとダメな感じがしたので。 このLapで記憶に残っているのは2コーナー。ミドル位置からアクセルを開けながらなおも回っていこうとする車の動きは今までとちょっと違っていた。何なのだろう一体?? バイパーも気持ちよく全開脱出が決まり,マイクナイトも視線をアウトに飛ばして弧を想像することでアクセル開度がアップ,そしてこのLapは50秒半ばをマークできた。 裏ストレートブレーキを奥まで踏ん張った次ラップでは,遂に50秒05の数値を見た。49秒台載せまであとちょっと! 次に,前回Z1☆でうまくできた,リヤ振り出しのミドルコーナリングを再現しようと,アトウッドと最終で意識してトライしてみた。つまり,ブレーキ残しを強めにしての回頭。 Wヘアもタイムに大きく影響してきたことから進入を深めにしっかり荷重を・・と思ったらゴォ~と金属的共振音が。。ブレーキまわり?この音は2,3回出たが,Wヘア1個目でだけというのが謎。 またもや50秒フラに苦笑。タイヤがもうだめなのかな~と少し弱気になる。 時報でぴったり秒まで合わせた時計を見ると,残り時間あと7分。直ちに54秒台の高速クーリングを入れ,体と頭とブレーキを休めた。 最後を覚悟した周回,アトウッドは今イチだが最終では本日最高のコーナリングが実現!カウンターの数値が低い!出た!49秒半ば。しかもシグナルはグリーンのまま。今度こそ本当のファイナルアタックに突入した。 実はブレーキ状態は前のLap後半で危なくなっていた。足ごたえがフカッと頼りない。パッドがボロボロになったかフルードにエアを噛んだか。でも,万一飛び出しても構うものかと各コーナーに突っ込んだ。 具体的にどこが速かったのか,感覚としては全く分からない。バイパーなどはインに付けず「失敗したー」と声が出た程だった。 でも,ストレートに戻った時のカウンター数値は,さっきよりも速かった。期待で胸がドクンとなり,止まった数字は49秒00。バンザイ! 何とか昨冬のレベルに戻すことができたようだ。(;^^A ヨカッタ- ◆走行データー
徐々に慣れてきていることが伺えるタイムの流れ。本来は中盤にはBESTが出せるようになりたいが。 しかし走っている時は,後半は全開モードだったのに,1秒半も縮むとは,どこに差があるのか? 【考察】 ◆Sタイヤの実力,楽しさ 2秒ほどラジアルのZ1☆より速かった。1~2分山というのにそこそこグリップし,摩耗時のグリップ落ちは048より少ない。 さすがにコントロール幅はZ1☆よりシビアだが,何とかなるレベル。楽しさは,Z1の半分も無いかなぁ。 ◆ドライバー性能は? 何とか性能を引き出すことができて本当に良かった!まだDC5+Sタイヤのレベルでもいける! ただ,4速以上のギアが電光シフトするとシンクロが追いつかない感じがあり,ダメージが大きくなる前にOHするべきか? ◆中盤と終盤の1秒差はどこに 最後の4Lapの区間をとってみた。
・6区間に極く僅かだがBESTが出ていたことに驚いた。うち4区間は加速部分で,シート降ろしの恩恵だろう。 ・アトウッドと最終は,やはりリヤ振り出しアクセル全開がうまくいったときだった。 ・2コーナーがよく曲がる感じを受けたのは,単に進入速度が遅かったためと分かった。(>_<) ・1秒差は,1コーナー,アトウッド,Wヘア,最終などいろんなところで短縮したトータルのようだ。 ・過去BESTと比べると,中速区間では2コーナーとマイクナイト,低速区間ではヘアピン~リボルバーがいけてないことが分かる。 ◆今後は newのSタイヤを履くほか最高の条件を揃えれば48秒前半も可能だと思うが,今季はやらない。 ミッションOHをいつ組むかということに悩んでいる。 春から秋の間は,ゆとりがあればラジアルで各区間の走りを磨くトレーニングをしたい。 DC5が2台揃っただけで,パドックの雰囲気が変わり,なにか戦う気持ちが高揚した。 コンパクトカーにしたら全く相手にならない車ばかりの中で走ることになるのか? そう考えると,どうしようかと迷うゆとりがあるくらいなら,DC5でいくべし!という気持ちになるのだ。 メモ ・冬の2輪枠の空きを想定しておくと良い。 ・厳寒期は昼走行がいいかもしれない。 ・2月からキャンセル他の扱いについて要注意。 |
2010-01-23 20:38